
分娩編 第2回 お産中の過ごし方は?
こんにちは。マミィクリニック伊集院です。
今回も前回に引き続き、分娩編についてお話します。
▼これまでのテーマ
第1回:お産の始まりを示すサインとは?
第2回:お産中の過ごし方は? ←今回はここ!
第3回:無痛分娩は本当に痛くないの?
第4回:家族の立ち合いは何をすればいい?
お産の進み方は一人ひとり異なります。マミさんの事例も踏まえながらどのような過ごし方をすればいいのかお話していきます。
目次
前回までのマミさんのおさらい
妊娠39週になったマミさん。10~15分おきにお腹の張りがみられ入院となりました。
陣痛が始まったら
陣痛が始まったばかりのころは、まだ間隔も長く痛みも我慢できる程度のことが多いです。この時期は無理に頑張ろうとせず、できるだけリラックスして自由に過ごすことが大切です。
- 普段通りに過ごす
- 音楽を聴く
- 家族との会話を楽しむ
- シャワーを浴びる(破水後は感染予防のためシャワーは入れません)
など、「いつも通り」を意識すると緊張が和らぎます。
横になっているよりは座ったり立ったり歩いたりする方が、お産が進みやすくなります。
赤ちゃんが元気であることを確認しながら、リラックスして動きましょう。
もし、前駆陣痛で睡眠不足の場合や陣痛が弱い場合は短時間でも休息を取ることも必要です。
痛みが強くなってきたら
陣痛の間隔が短くなり、痛みが強くなってきたらお産が進んでいるサインです。
痛みが強くなってもお休みの時間は必ずあります。
この時に大切なのは「呼吸を止めないこと」です。
緊張すると痛みを強く感じるので、リラックスすることがとても大切です。
痛みが来た時は、「ゆっくり吸って長く吐く」これを繰り返しましょう。
体に力が入ってしまうと痛みを強く感じやすくなるため、肩や手の力を抜くこともポイントです。家族に手を握ってもらったり、腰をさすってもらうのも良いでしょう。
楽な姿勢を見つける
お産中は同じ姿勢でいる必要はありません。
自分自身が「楽だな」と感じる姿勢を取りましょう。
- 横向きに寝る
- 座る
- 立って体を横に揺らす
など自由に体勢を変えてみましょう。
食事や排泄
お産中は適宜、水分・栄養を摂ることも大切です。お産のエネルギーとなるよう、おにぎりやバナナなど食べやすいものをとりましょう。
固形物がとれない場合は、糖分を含むゼリーやジュースなどでも大丈夫です。
また、1~2時間おきに排尿を試みることもお産中の過ごし方では大切なことです。膀胱が充満することは赤ちゃんが下りてくることを妨げてしまいます。
周りに頼ることも大切
お産は一人で頑張るものではありません。
周りの方にサポートしていただくことも大切です。
助産師や医師、ご家族が近くでサポートしています。
つらい時や不安なときは遠慮せず声をかけてください。
子宮口全開大の過ごし方
陣痛の発作が来た時に便がしたいような圧迫感が強くなり、いきみたい感じが我慢できなくなってきたら赤ちゃんの誕生はもうすぐです。
子宮口が全開し、いきみを逃すことができなくなってきたら自分のお臍をのぞきこむように背中を丸くします。
呼吸を整えていきむことで赤ちゃんの進行もスムーズにいきます。
赤ちゃんの頭が出てきたら、ゆっくり呼吸を整えて力を抜き、赤ちゃんの誕生を待ちます。自分の目で赤ちゃんの誕生を見てみましょう。
頭で理解していてもパニックになってしまったり、どうしていいか、わからなくなることもあるかもしれません。
当院では分娩進行中は、助産師が付き添います。満足できる出産にできるだけ近づけるよう一緒に頑張りましょう。
当院では、お産の話を毎月第4月曜日14時からマミィスクールで行っています。
また第2土曜日にはパパママスクールでもお産の話をしています。興味のある方はぜひ参加してみてください。
入院後のマミさん
入院後のマミさんは、まだ我慢できる程度の痛みだったためご主人との会話を楽しんだりシャワーを浴びて過ごしていました。
今回は無痛分娩の予定です。(無痛分娩については次回お話します)
さいごに
お産の進み方や感じ方は、一人ひとり異なります。
「こうしなければいけない」と思わずにご自身のペースで過ごすことが大切です。
安心して赤ちゃんを迎えられるよう、スタッフ一同サポートいたします。
次回は、最近よく耳にする「無痛分娩」についてお話します。どうぞお楽しみに!