
妊娠中期編 第2回 妊娠中の運動おすすめは?
こんにちは。マミィクリニック伊集院です。
今回もマミさんの体験談も交えながら妊娠中期の様子についてお話していきます。
▼これまでのテーマ
第1回 腰痛の改善策はある?
第2回 妊娠中の運動おすすめは? ←今回はここ!
第3回 お腹の張り、受診の目安はある?
第4回 妊娠中のむくみ改善策はある?
第5回 体重管理、どうすればいい?
目次
前回のおさらい
20週を過ぎ腰痛に悩んでいたマミさんでしたが、骨盤ベルトの使用を開始してから腰痛は少しずつ改善してきました。
今後は腰痛改善にも効果がある運動も何か取り入れてみようか…検討中でした。
現在のマミさん
23週を過ぎ腰痛の改善にも役立つと聞いた運動を本格的に取り入れてみることにしたマミさん。
しかし1人目の時はあまり運動はしなかったので何を注意すればいいのか、どんな運動をすればいいのか分からず悩んでいます。
そこで、今回のブログでは妊娠中の運動はいつ頃から始めていいか、どんな運動がいいかなど…
そんなママたちの悩みにお答えします!
妊娠中は運動していい?
妊娠中は「安静が大事」と思われがちですが、実は適度な運動はお母さん・赤ちゃん、どちらにとっても嬉しいメリットがあるんです。
- 不快な症状の軽減(腰痛・便秘・むくみなど)
- 毎日の生活がより快適に
- 夜ぐっすり眠れるようになる
- 気分がすっきり、ストレス解消に◎
- 体重管理や体力アップにも効果的
おすすめの運動
妊娠中に適した運動は、お母さんと赤ちゃん、どちらにとっても心地の良いものであることが大切です。
おすすめは、
有酸素運動や全身を優しく動かす運動!
マタニティヨガ
呼吸法とゆったりした動きで、心と体をリラックス。
腰痛やむくみの改善・出産に必要な筋肉の調整にも効果的です。
床に直接座らず、マットやじゅうたんなどの上で行うようにしましょう。
無理せず「気持ち良い」と思うところにとどめておきます。
ベリーダンス
骨盤まわりの筋肉を優しく鍛えて、安産をサポート
腰痛の予防や血行促進にも◎
お腹の赤ちゃんを感じながら楽しく踊れるのが魅力です♪
ウォーキング
妊娠中の運動の中でも気軽に始められます。
気分転換にもぴったり◎
水分補給を心がけて、短距離から初めて無理はしないようにしましょう。
こんな運動は避けて!
以下のような運動は、妊娠中には危険を伴うため避けましょう⚠
- 無酸素運動(激しい筋トレ)
- 骨盤をひねるような動き
- 大きく速い動作が必要な運動
- 瞬発力を必要とする運動
- バランスを崩しやすい・転倒の危険が高い運動
- 競争性の高い運動(テニス、バスケットボールなど)
おすすめの時期は?
妊娠中の運動は一般的に12~13週以降であれば始めても問題ないと言われています。
ただし妊娠の経過によっては運動が禁止される場合もあるので注意が必要です。
以下の場合は運動が制限されることも⚠
- 破水している
- 切迫早産
- 出血している
- 前置胎盤(胎盤の位置が低い)
- 妊娠高血圧症候群
このような場合は、運動を控える必要がある場合もあります。まずは運動を始める前に妊婦健診を受けている医師や助産師に相談するようにしてください。
妊娠を機に新たに運動を始めようとする場合は、妊娠経過や自身の体力に合わせて運動の頻度や強度を調整するようにしてください。
定期的な運動は週に2~3回継続することが良いと言われています。
しかし、無理をせず週1回でも継続的に行うことの方が大切です。
当院のスタジオレッスン
当院では「マタニティヨガ」や「ベリーダンス」「マタニティフラ」などのスタジオレッスンを行っています。
詳しくはホームページのこちらをご覧ください。
マミさんのその後…
マミさんはマミィクリニック伊集院で実施されている「マタニティヨガ」に参加してみることに。
ずっと自宅で過ごすのではなく体を動かすことで心もリラックスすることができました。
また、スタジオレッスンに参加することで一緒に参加している妊婦さんと関わりを持つこともでき、
鹿児島に知り合いのいないマミさんにとって仲間づくりのきっかけにもなりそうです。
おわりに
妊娠中の運動は時期や運動の種類など悩む方も多いですよね。
お腹の赤ちゃんと一緒にゆったりとした運動を楽しみながら、健やかな妊娠生活が送れるといいですね。
次回は、妊娠中の「お腹の張り」についてお話する予定です。どうぞお楽しみに!