
分娩編 第1回 お産の始まりを示すサインとは?
こんにちは。マミィクリニック伊集院です。
ついにマミさんの妊娠経過シリーズも「分娩編」に入りました。
分娩編では、これから迎えるお産について全4回に分けてお話していきます。
~分娩編~
第1回:お産の始まりを示すサインとは? ←今回はここ!
第2回:お産中の過ごし方は?
第3回:無痛分娩は本当に痛くないの?
第4回:家族の立ち合いは何をすればいい?
お産の始まり方は一つではありません。
「これってお産?」と迷うようなサインから始まることもあります。
今回はどんな変化がお産の始まりを示すのか、マミさんの事例も踏まえながら分かりやすくご紹介していきます。
前回のおさらい
妊娠32週を過ぎ入院準備を見直し、準備ばっちりになっていましたね。
現在のマミさん
妊娠39週になりました。
ご主人がお休みだったため、運動もかねて上の子と一緒に動物園へ出かけました。
帰宅後、普段とは違うお腹の張りを感じました。
生理痛のような痛みを伴う張りが10~15分間隔で見られたため産院へ電話したところ、来院するよう促されました。
お産の始まりを示すサインとは
お産の始まりを示すサインは大きく分けて3つあります。
陣痛

お産が近づくと、子宮が規則的に収縮する「陣痛」が始まります。
一般的には10分おき、または1時間に6回以上の規則的な子宮収縮を指します。
最初は生理痛のような鈍い痛みや、お腹の張りとして感じることが多く、
「なんとなくいつもと違うかな?」という感覚から始まる方も少なくありません。
また一度は陣痛のように感じても、いつの間にか消えてしまうことがあります。これを「前駆陣痛」といい、お産に向けた準備段階の状態です。
時間の経過とともに
- 痛みの間隔が一定になる
- 間隔が短くなる
- 痛みが強くなる
といった変化が見られます。
マミさんのように、10~15分間隔で規則的な張りと痛みがある場合は、お産の始まりの可能性があります。
破水
破水とは赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、羊水が流れ出ることをいいます。
- 突然ドバッと出る場合
- 少量がチョロチョロ出続ける場合
など個人差があります。
尿もれと区別がつきにくいこともありますが、「いつもと違う水っぽい感じ」があれば注意が必要です。
通常は陣痛が進み、子宮口が全開大になった頃に起こりますが、陣痛が始まる前に起こることもあります。
破水した状態が続くと、感染や赤ちゃんへの影響の可能性があるため、すぐに産院へ連絡しましょう。
また、破水後は感染予防のため、入浴(湯船・シャワー)は控えてください。
おしるし(産徴)
お産が近づくと、少量の出血(おしるし)が見られることがあります。
ピンク色や茶色っぽいおりもののようなものが出るのが特徴です。
これは、子宮の入り口が開こうとする際に卵膜の一部がはがれることで起こります。
おしるしは必ず見られるわけではなく、見られてから陣痛が始まるまで数日かかることもあります。
また、内診の刺激などが原因で出血することもあります。
「お産がいよいよ近づいてきたサイン」と考えてよいでしょう。
受診の目安

- 陣痛のような痛みや張りが10~15分間隔で規則的にみられる
- 破水の可能性がある(急に水っぽいものが出た、少量でも持続している)
- おしるしがあり、その後痛みや張りが強くなってきた
- 強い痛みや出血がある場合(詳しくは番外編で説明しています)
「これってお産かな?」と迷う場合でも、遠慮せずにご連絡ください。
さいごに
お産の始まりは人それぞれで、同じ経過をたどるとは限りません。
今回ご紹介したサインが見られても、すぐにお産につながる場合もあれば、少し時間がかかることもあります。
大切なのは、「いつもと違うな」と感じる変化に気づくことです。
不安なことや迷うことがあれば、いつでもご相談くださいね。
赤ちゃんに会えるその時に向けて、安心して過ごしていきましょう。
次回は、「お産中の過ごし方」についてお話する予定です。どうぞお楽しみに。