
わが子にも「イヤイヤ期」が!保育士が教える関わり方のヒント
皆さん、こんにちは。マミィ保育園の保育士です。
連絡帳で毎日お子さんの様子を拝見しています。
公園で遊んだりお買い物にいったり楽しく過ごしているすがたが目に浮かびます。
さて、その連絡帳の中で「イヤイヤ期」についての記述が多くあるのですが
「成長のあかしだけどちょっぴり大変。」「でもとても大事な時期。」など複雑な心境になるかと思います。
そこで、今回はそんな「イヤイヤ期」についてブログをかいてみます。
「いやいや期」とは
主に1歳半〜3歳ごろの子どもに見られる、自己主張が強くなる時期のことを指します。
正式な発達段階の名称ではありませんが、育児や保育の現場では広く使われている言葉です。
この時期には「イヤ」「自分でやる」などの言葉が頻繁に出てくるようになり、大人のいう事を
聞かなくなるのが特徴です。
実はこの時期、心と体、そして「自我」の発達がぐんと進んでいる証拠なんです。
保育園での対応と関わり方
「〇〇したい」気持ちを尊重する
例えば、「おやつを食べたくない」と泣き出したとき。
まずは「食べたくないんだね」と気持ちを受け止めるだけで、子どもは安心します。
その上で、「じゃあ、少しだけお口に入れてみる?」「みんなと一緒に座ってるだけでもいいよ」など、無理強いせずに選択肢を出します。
子どもに選んでもらう
お着替えのときには、「この色とこの色ならどっち?」や「自分で着替えるのと先生が手伝うのどっち?」などの選択肢を与えると自分で決められた嬉しさでやってくれることもあります。
予測と見通しを持たせる
「今からお外行くよ!」ではなく、「お歌を歌ったらお外に行くよ」と、次に何をするか伝えるだけで、子どもはぐんと動きやすくなります。
繰り返しの中で、「そうか、次はこうするんだな」と、子ども自身が流れを理解していきます。
スモールステップで自信を育てる
「できない」ことでかんしゃくを起こす子には、ほんの少しできることを一緒に見つけて、「できたね!」と声をかけるようにしています。最初から手伝うと「自分で!!」となりさらに怒ってしまうことがあります。そっと見守り出来たときには大いに褒めると自信がつき気持ちが安定する場面が多いです。
保護者の方に伝えたいこと
毎日イヤイヤと向き合っていると、「私の関わり方が悪いのかな…」と不安になるかと思います。
でも、イヤイヤ期は保護者自身も子どもの頃あったように誰にでもやってきます。そして、どんなに愛情を注いでいても、すんなりとは通れない道でもあります。
私たち保育士も、全てがスムーズにいくわけではありません。
でも「大丈夫だよ」「一緒に見守っていこう」という気持ちを、いつも持っています。
おうちで困ったときは、遠慮なく相談してください。
おうちでは「イヤ!」というけど保育園ではお利口さんのお子さんもいます。
お子さんの状況を共有してイヤイヤ期を乗り越えていきましょう。
園と家庭が一緒に子どもを支えていけたら、それが一番心強いんです。
まとめ
イヤイヤ期は、子どもの「自分らしさ」が芽生え始める大切な時期。
私たち大人にとっては忍耐が試されることも多いですが、子どもにとっては精いっぱいの自己表現です。
いずれ語彙が増えていき、自分の気持ちを伝えられるようになります。
今は大変ですが、イヤイヤ期もあったなと思えるように温かく見守っていけたらと思っています。
マミィ保育園では一時預かりも行っております。困ったときは、ひとりで抱えず、どうぞ気軽に声をかけてください。