
赤ちゃんの夜泣き、どう乗り越える? 〜助産師からのヒントとエール〜
夜中にふと目が覚めたと思ったら、隣で赤ちゃんが大きな声で泣いている…。
抱っこしてもおっぱいをあげても、なかなか泣き止まない…。
そんな赤ちゃんの夜泣きに心も体もクタクタ・・・そんな経験はありませんか?。
「うちの子、夜泣きがひどいのかな?」「何が原因なの?」
そんな不安を抱えている方へ、今日は助産師の立場から“夜泣き”についてお話しします。
赤ちゃんの夜泣き、よくあることです
まずお伝えしたいのは、夜泣きは決して珍しいことではないということです。
多くの赤ちゃんが、生後数か月〜1歳半ごろにかけて夜泣きを経験します。これは、赤ちゃんの脳や神経が急成長しているサインとも言えます。
夜泣きの主な原因とは?
赤ちゃんが夜中に泣くのには、いくつかの理由があります:
- 睡眠サイクルが未発達で、浅い眠りが多い
- お腹がすいている・お腹が張っている・おむつが不快
- 暑い・寒い・服が気持ち悪いなど、環境の影響
- 日中の刺激や不安、ストレスの影響
- 歯ぐずりや成長による一時的な不安定さ
中には「はっきりとした原因がわからないけど泣く」ということもよくあります。
赤ちゃん自身も“うまく眠れない”ことに戸惑っているのかもしれません。
夜泣きへの向き合い方
夜泣きに対して「どうにかして泣き止ませないと…」と焦ってしまう方も多いですが、
赤ちゃんにとって「安心」がいちばんの処方せんです。
以下のような方法を試してみるのもおすすめです:
- 静かなお部屋でホワイトノイズ(波音や換気扇のような音)を使う
- おくるみで体をやさしく包む
- 抱っこで背中をトントンしてリズムを与える
- 寝る前のルーティン(お風呂→授乳→絵本など)を整える
すぐに効果が出ないこともありますが、「安心できる環境」を少しずつ作っていくことが大切です。
ママ・パパの心と体もケアしてね
夜泣きに付き合う生活が続くと、どうしても睡眠不足やストレスがたまってしまいますよね。
そんなときは、「ひとりで頑張らない」ことを意識してほしいのです。
- 日中、少しでも赤ちゃんが寝たらママも一緒に横になって
- 家族や地域のサポートを遠慮なく頼って
- 「完璧な育児」より、「できるだけ自分を大事にする」ことを優先して
産後ケアを利用してゆっくり休むことも選択肢のひとつです。
必要な時は私たちが赤ちゃんをお預かりして、ママの休息のお手伝いをすることもできます。
ほんのひとときかもしれませんが、安心してゆっくり休むことでリフレッシュできるかもしれませんよ。
夜泣きの期間は、必ず終わりがあります。
焦らず、ゆっくり、赤ちゃんと一緒に乗り越えていきましょう。
マミィ助産院は、ママと赤ちゃんの味方です
マミィ助産院では、赤ちゃんのことはもちろん、ママやご家族の体と心のケアも大切にしています。
夜泣きや育児の悩み、ちょっとしたことでも構いません。
「どうしたらいいのかな?」と思ったら、いつでもお気軽にご相談くださいね。
最後に
夜中の泣き声に、孤独や不安を感じるときもあるかもしれません。
でも、あなたはちゃんと頑張っています。
赤ちゃんも、あなたのそばで泣けることに安心しているのかもしれません。
今日も育児、おつかれさまです。
心と体をゆっくり休めてくださいね。